編入試験は情報戦でもあり、試験の最近の倍率や過去問の傾向を知ることがとても大事です。
そこで、今回は、編入しやすい国立大学の理工系学部・学科について紹介します。
また、その後、編入試験を実施している大学を効率的に探す方法についても紹介し、今後、私が紹介しきれなかった大学も探してもらいたいです。
編入試験では、日程が被らなければ、何校も受験可能です。受験校に対してのリスク分散を行い、編入の成功率をさらに高めましょう。
編入しやすい国立大学の学部・学科 理工系
ここでは、紹介する大学を
・一般入試の定員が10人以上
・定員以上に合格者を出している。
・受験者倍率が1~2倍程度である。
とします。

その理由:
・一般入試の定員が10人以上
まず、定員が多い大学は、編入者の受け入れに積極的であることが多いです。
また、体験談やstuduplusなどで合格者の受験内容や勉強記録を知ることができるため、より試験の情報が得やすく、対策もしやすいです。
また、編入予備校などでは、これらの大学への合格実績を持っている場合が多く、適格な指導を行ってもらいやすいです。
・定員以上に合格者を出している。
そして、定員以上に合格者を出している大学なら、周りの人に関係なく自分の力が発揮できれば、合格できる可能性は大いにあると考えました。
・受験者倍率が1~2倍程度である。
さらに、国公立大学の一般入試前期の受験者平均倍率は約3倍であるため、それに比べて倍率1~2倍は低く、合格しやすいと判断しました。
ただ、国立大学であるゆえに、合格するのはそれなりに難しいです。
ここでは、理工系学部の編入では、主に高専の受け入れをしている大学と、他大学・短大からの編入も可能な大学があるため、2つに分けて紹介します。
主に高専の受け入れをしている大学
長岡科学技術大学(短大・専門学校からの編入も可)
豊橋科学技術大学(他大学・短大・専門学校からの編入も可)
他大学・短大・専門学校から受験可能な大学
各年により、倍率の変動があるため、2年以上のデータをもとにして、おおよその倍率を算出しました。
室蘭工業大学 理工学部
創造工学科 倍率 約2倍 募集人員25人
システム理化学科 倍率約2倍~2.5倍 募集人員15人
志願・入学状況 | 国立大学法人 室蘭工業大学 (muroran-it.ac.jp)
大学生ぼっち系Youtuberのパーカー君が編入した大学として有名です。
三重大学(工学部)
機械工学コース 倍率 約2.5倍
電気電子工学コース 倍率 約2.0倍
建築学コース 倍率 約2.0倍
三重大学 工学部・工学研究科 | 3年次編入学 (mie-u.ac.jp)
広島大学
生物生産学部 倍率 約1.5倍
工学部第三学類(化学・生物系) 倍率 約1倍
工学部第四学類(建設・環境系) 倍率 約2倍
https://www.hiroshima-u.ac.jp/nyushi/gakubu/gakubu_hennyu(広島大学ホームページ)
徳島大学(理工学部) ※年によってかなり変動があります。
機械科学 倍率 約2.0倍
電気電子システム 倍率 約1.5倍
情報光システム(情報系)倍率 約2.0倍
入学試験実施状況 – 徳島大学 受験生サイト (tokushima-u.ac.jp)
九州工業大学(情報工学部)

物理情報工学科 倍率 約1.0倍
生命情報工学科 倍率 約1.0倍
※他の学科は倍率3倍~5倍程度。3つの学科を併願可能。
他にも地方の国立大学であれば、募集人員は少ないですが、倍率は、約2倍~3倍程度の所が多いです。
また、理学部は倍率が低い傾向にあります。
岡山大学、神戸大学の理学部の倍率は約2倍程度で意外にも低いです。
しかし、今回挙げた大学の中には、試験の問題が難しいかつ受験者の質が高い可能性があり、倍率が低いからと言って必ずしも、楽に合格できるわけではありません。
試験の過去問題や形式(面接、口頭試問、TOEICの有無等)も確認したうえで、難易度を見極めてください。
筆者の体験談は以下で書きました。
※編入試験の過去問・模範解答の入手は難しい場合があります。無料できる過去問・模範解答入手の仕方についての方法は以下を参照してください。
編入しやすい国立大学における受験校選びのポイントは?
編入試験では、毎年、倍率が大きく変動したり、試験の出題が変わったりして、自分の思い通りの結果にならない場合も十分に考えられます。
そのため、併願校として、受験科目が等しい大学を2~3校受けることが大事です(私も、実際に3校ほど受けました)。
そして、併願校は第一志望校に落ち、併願校の大学に行くことが決まって後悔しないためにも、偏差値や知名度だけでなく、自分のやりたい研究・授業・サークルなどの環境で大学を選ぶことが重要です。
編入試験を実施している大学を探す方法
編入試験では、たくさんの大学の受験情報を知っていると、最適な受験校を決めやすくなります。
ですが、一からすべての大学の編入の倍率や募集要項を探すのは、すごく時間がかかります。
私は、大学調べに時間を消費しすぎてしまい、勉強時間を無駄にしたので、効率よく探す事は本当に大事です。
そこで、編入試験の情報をより早く探すための方法をご紹介します。
1.まとめサイトを使って、すべての編入試験の有無を把握する
特に、大学リサーチさんのサイトページを使って編入試験の実施の有無を確かめるのがお勧めです。
このサイトを見ることで意外にも自分の知らなかった大学も気づくことができ、編入の選択肢がより増えます。また、大学の学部・学科まで記載してあるので、ここで探す大学を絞ることもできます。
また、他にも私立大学や2年次で編入ができる大学のまとめサイトページもあるので、そちらも確認してみてください。
上記のサイトでは、出願条件などが記載されていないため、気になった大学があれば、今度はその大学のホームページで倍率や募集要項を調べてみましょう。
2.各大学の募集要項や倍率を調べる
ここで、募集要項を確認して、
出願資格、受験科目(TOEICの有無等)、試験日時、入学手続き日,倍率
を調べましょう。
倍率は、募集要項の最後のほうに書いてある大学が多いので、チェックしてましょう。
募集要項が無い場合、ホームページの「入試統計」の場所か、編入試験のサイトページ付近を確認してみましょう。
なかなか見つからない場合は、「〇〇大学 編入 実施状況」とネット検索することがお勧めです。
もし、無いのであれば、倍率を調べることはきっぱりあきらめましょう。時間を無駄にしてしまわないようにしてくださいね。

そして、一つの大学の情報を調べることができたなら、スプレッドシート等を使ってメモを取っておくことが大事です。
メモを取ることで今後、何回も調べずに済み、時間を短縮できます。
編入試験の情報集めで注意すること
まず、編入試験の実施日は、前年と変わる可能性があるということです。
複数の受験をするの場合、
そのため、前年の募集要項の確認だけでなく、2年前の募集要項もできれば確認して、
「その大学の実施日は毎年変わる」とか、「〇月の〇週目」の実施なんだなと今年の実施日を予測しましょう。

そして、大学調べをする上で、ネットサーフィンをしすぎないことが大事です。
ネットサーフィンしすぎると、
本当に合格できるのか、本当に入って後悔しないかなどの不安が湧き、その不安をかき消すために、さらに調べてしまい、ネットに時間をつぶしてしまう場合があります。

ネットサーフィンの対策としては、
・ネットで調べる時間を決める、
・ネットで、いやな気分になったら、一度、調べたい気持ちを抑えて、落ち着いてみる
ということがあります。
また、そのようなネットの情報に振り回されないために、ファクトフルネスという本をお勧めします。

近年は、大学入試の安全志向が高まっており、大学に入ってから、もっと高いレベルの大学に行きたいと思う人が増えてきています。
ですので、今後、大学院試験や編入試験を受ける人が多くなることが予想されます。
まだ倍率や認知の低い編入試験を受けるのは、今がチャンスです!!
正直、この記事を読んで、編入の試験を知っているあなたはとても希少です。
大学編入は早めの対策が合格率をさらに高めます。
まずは、TOEICの勉強を短期集中で行いましょう。以下、お勧めの英語学習サービスを紹介します。
スタディサプリ パーソナルコーチプラン
個人のレベルに合わせた指導と学習管理を低価格で受けれます。
今なら、7日間無料でサービスを使えます。お勧めは、3か月コースです。最短でTOEICを攻略して、編入試験を有利にしたい方は、ぜひ試してください。
スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン
以上、編入しやすい国立大学をテーマに記事を書きました。
この記事を参考に編入試験勉強頑張ってください。
コメント