【実体験】大学編入しようと考えている人に少し考えて頂きたいこと。

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こんにちは。豆太郎です。私は、筑波大学に編入してから8か月がたとうとしています(2023年12月)。

今回は、私が実際に大学編入して、本当に編入するべきだったのかを考えたので、記事にまとめたいと思います。

結論として、「大学編入するかどうかは、その人の価値観によって、判断するべき」

ということです。

この記事は以下の人に向けて書きました。

・大学編入を考えている人(とくに、大学生で別の大学に編入したいと考えている人)

・人生におけるキャリアや生活について考えたい人

【実体験】大学編入しようと考えている人に少し考えて頂きたいこと。

私のざっくりとした自己紹介と経歴を紹介します。

2021年3月 商業高校卒業

2021年4月 地方の私立文系大学に入学 (偏差値は38とかくらい)

2022年6月~7月 3つの国公立大学の情報系学科の編入試験を受験し、すべて合格。 

2023年4月~ 筑波大学に2年次編入。

といった感じです。

高校生のときの大学受験

私はもともとプログラミングが好きで、高校のときからプログラミングの大会にでたり、情報の授業でアプリケーションなどを作っていました。

ですので、大学も理系の情報系学科に入りたいと思っていました。ただ、大学の一般受験に向けて勉強しない高校だったので、大学に入るにはAO入試か推薦入試しか選択肢が無かったのですよね。

そこで、高校3年生のとき、国立大学の情報系学科をAO入試で受験しましたが、実力不足もあり、受験に失敗しました。

そして、進路が無くなった私は、色々悩みましたが、担当の先生に勧められ、指定校推薦で情報系学科ではない文系の私立大学に入学しました。

今思えば、進路が無くてあせっていたときに、推薦で大学に進学させてくれた高校にはとても感謝していますが、当時、高校生だった私は、なんで自分が情報系でもない、偏差値も低いような大学に進学しなきゃいけないんだって、自分にも高校側にも怒っていて、ずっと落ち込んでいたんですよね。

まあ、そんな感じで、自分の行った大学に満足していなかったので、入学前から情報系の国公立大学に編入するんだっていうのを決めていました。

大学に入学してから大学1年次の終わりまで

そして、大学に入学した4月から、TOEICなどの大学編入の勉強を開始しました。大学編入に向けて真剣に取り組みたいと思っていたので、大学への入学後もサークルに入らなかったり、あまり友達を作らなかったりしていたんですよね。

入った大学では、やる気のない人だったり、話が通じない人が多かったように思いますが、もちろん真面目に勉強頑張っている人もいれば、とくに部活動が強かったので、スポーツに熱心に取り組んでいる人もいました。

ただ、私は当時は大学編入を目指していたので、「こんなやつらと関わっていられるか」「自分は、この大学にいる人とは違う」なんてことを思って、他の人を見下したりしていたんですよね。

そんな感じで、大学側には敵対心を向けつつも、勉強は好きだったので授業や編入試験の勉強に熱心に取り組んでいました。

結果的に、大学一年生のときにTOEICで825点を取りましたし、学年で一位の成績を出して表彰されたりしていました。正直、大学一年生の終わりの時点で成績もよかったですし、TOEICなどで実績を上げていたので、編入しなくても十分、良い企業に行けるのではないかと思っていました。

また実際に、偏差値の低い大学でもTOEICや就活対策をして、上場企業に何社も受かっている人も知っていました。

ただ、当時は自分が勉強をしても、それを話すことのできる友達がおらず、また周りの人は全く勉強していなかったので、周囲の人との差を感じ、少し孤独感を感じてたんですよね。

いつも昼休みに学食を食べていた友達も、自分が熱心に勉強に取り組んでいることについて「すごいね」のようにしか言われず、深く話すこともできなかったんですよね。(ただ、その友達とは恋愛、バイト、趣味などについて話せて、楽しかったですし編入試験の勉強の気分転換になりました。)

ということで、勉強が好きでより専門性を高めたり、良い企業に行きたいっていう気持ちだけでなく、勉強を応援してくれる、また勉強を一緒に頑張ってくれるような環境に行きたいと思ったので国公立大学の情報系学科の編入試験を目指し続けました。

大学2年次(大学編入に挑戦した)

そして、入学からの勢いそのままにして勉強を続け、大学2年生の6月~7月に3つの大学の編入試験を受け、すべて合格できました。

その当時は純粋に編入試験に合格できてすごく嬉しかったです。また編入する気持ちで大学に入り、サークルに入らなかったり、友達もあまり作らなかったり、大学になぞに敵対心を抱いたりしながら勉強を続けてきて、受からなかったどうしようという不安もあったため、受かって本当に安心しましたね。

受かった大学の中で第一志望だった筑波大学に2年次で編入することを決めました。

筑波大学で2年次編入になったのは、文系から理系学科の編入で読み替えできる単位が少なかったためです。また他の合格した大学では3年次編入で入学できましたが、目指していた筑波大学に行かなかったら一生後悔すると思ったため、筑波大学の2年次編入での入学を決めました。

そして、合格したあとに今まで話していなかった編入することについて大学の友達に話すと、「おめでとう!○○(自分の名前)なら、絶対別の大学に行って勉強したほうが良いと思っていたわ(笑)!」という感じで、喜んでくれました。

また、編入するにあたって書類の手続きや面接対策など、大学の担当の先生や事務の方にお世話になっていたので、すごく感謝しましたね。ですので編入試験に合格してから、少しずつ通っていた大学の良さを感じ始めていました。

大学編入してから感じたこと(筑波大学と前の大学との比較)

そして、私は2023年3月に大学を退学するとともに、2023年4月から筑波大学に通うことになりました。前のいた大学と比べて筑波大学は以下のようなことが違うかなって思いました。

  • サークル活動や大学イベントなど活動的な人が多い、勉強熱心な人が多い(なかには、サボっている人もいる)
  • 学部が多く、留学生も多いため、多様性を感じる
  • 図書館の本がとても充実している
  • 起業家を育成するための授業や支援制度があり、とてもイノベーティブである(今年、「起業家養成講座」という少人数のチームでビジネスを考える授業を取りましたが、なかなか起業する体験は味わえないため、一番思い出に残りました。)
  • 授業に対しての課題やレポートが多く、自分で自主的に調べて取り組む課題が多い。
  • 学園祭やスポーツ大会などのイベントに実際に参加したが、盛り上がりがすごい

上記のように、前の大学と比べて勉強や学生生活を送る上ではすごく充実した環境だと思います。ただ、自分で動かないと教員や事務の人のサポートをあまりないので、就職などの進路も自分で行う必要があります。筑波大学は学校生活や就職においても自主性を大事にしている大学ではあるかなと思います。

そして、大学ではサークルに入って友達を作り、授業もしっかりついていけて単位も取れています。また、学科内の人とプログラミングの課題を取り組んだり、将来の仕事のことについて話したりして、当初思っていた勉強を応援してくれる、また勉強を一緒に頑張ってくれるような環境を作れているかと思います。

このように大学に編入できれば、大学生活も充実しますし、良い友達もできやすいと思います。

今まで編入してよかったことを書いてきましたが、私は大学編入を絶対的におすすめするわけではありません。なぜなら、今いる大学(環境)でも工夫次第で、充実した環境を得ることができる思うからなんですよね。

例えば、

・大学で一緒に専門分野を勉強してくれる人がいなくて孤独感を感じるなら、インターンや交流会で他の大学の人と仕事をしたり、交流したりする。

・良い企業に就職して年収を上げたいなら、今のうちにアルバイトやインターンに行って、給料を稼いて、投資をしてさらに収入を上げる。それとともに、ビジネスでしか得られない経験をつけて良い企業に入社する。

・人から尊敬されたいと思っていている人は、編入をしなくてもブログやSNSなどで発信活動を通じて、少しでも何か社会に貢献する。

といった感じで色々と大学編入しなくてもいい方法はあるんですよね。

ただ自信が持てなくてインターンシップや他大学との交流など、他の人と関わることや積極的に行動することができないという人もいるかと思います。

私も受験落ちして偏差値の低い大学に入り、自分に自信が持てなかった時期はありました。

そのように、自分に自信がない人はまずは「セルフコンパッション」を行って、ありのままの自分を受け入れるトレーニングをすることをおすすめします。以下に「セルフコンパッション」の記事を貼っておきます。

また、より詳しく「セルフコンパッション」について知りたい人は、以下の記事をおすすめします。

セルフ・コンパッションと「あるがまま」 公益社団法人日本心理学会



私は編入試験の調べものや勉強において3000時間ほど、時間を使っていましたし、単位変換で取得した単位が半減したので、その分単位取得に使う時間が増えました。

もちろん、勉強することは重要なのですが、私の場合はもし編入を目指さずにその3000時間程度を他のことに熱心に使っていたら、編入すること以上のメリットを得られたんじゃないかって思ったんですよね。

ですので、今いる大学(環境)でも工夫次第で充実させることはできると思います。

多くの人は、良い大学に入っていい就職先に入れば勝ち組だっていう風に思うかもしれませんが、別にそんなこともないのですよね。

実際に私がいたような低い偏差値の大学であっても、有名企業に何社も内定する人もいれば、有名な大学でもいい企業に入れないどころか、一つも内定をもらえず、就活浪人したりする人もいます。

ですので、必ずしも大学のレベルが就職につながるわけではないです。また、高収入の大企業に入れなくても、小中規模な企業で働きつつ副業をすれば、大企業の年収を超えることができるように、副業など働き方も多様化していますよね。

また、安定的に生活したいため大企業に入りたいって人もいれば、収入が少なくてもいいから、やりがいやスキルを得るためにベンチャー企業に入りたい人だっています。

そして、最近では成果主義で賃金が決まる企業も増えてきました。またブログやプログラミングなどの副業でも収入を得ることができるようなったなかで、学歴なんて関係なく、むしろ実力のほうが必要になってきていると思うんですよね。

また、現代の社会では学習能力・ITスキルだけでなく、思いやりや知的謙虚さなど人間らしさ(ソフトスキル)も重要だと私は思っています。

ですので良い大学に入って良い就職先に入れば勝ち組だなんてことはありませんし、働き方も含めて何が成功しているかって人それぞれだと思います。

大学編入など、人生のあらゆる選択をするなかで価値観を明確にしておくことは大事です。

先ほども言ったように、働き方は多様化していますし、成功とか勝ち組とかって言うのは人それぞれだと思います。

しかし、多様化している生き方の中で自分の価値観を明確にできていないと、学歴を上げて良い企業に入りたいとか、モテたいとか、周りの目を気にしたりして多数派の意見に流されてしまいます。

私も当時は編入試験を受ける動機として、少なからず学歴が恥ずかしいという周りの目を気にする気持ちがあったので、学歴を上げて良い企業に入りたいとかモテたいっていう気持ちはありましたね。

もちろん、そういった理由をもとに編入試験に合格することを目標にして、勉強を頑張るのは悪いことではないのですが、なんせ皆が行きたがるような良い大学や大企業に入ることは難しく挫折しやすいですし、仮に試験に受かったとしても本当に自分が達成したいことを見失いやすいです。

ですので編入試験をするかどうかや就職先を決めたりするときなど、自分の人生で本当にやりたいことをするためにも価値観を明確にすることが大事なんですね。

また、価値観を決めると以下のようなメリットがあることが分かっています。

上記のように価値観が明確に定まっていると、毎日、モチベーションが高く、メンタルも良くなりますし、長期的な視点も持って行動できるため、成果もでやすいですし、幸福度も上がりやすいです。

このように価値観を明確にして生活することのメリットは、正直、大学編入することのメリットを上回っていると思うんですよね(笑)。また価値観を明確にすることは手っ取り早くできます。

ですので、まずは価値観を明確にして、大学編入するかどうかは、その人の価値観によって、判断するべきだと思っています。

ここで、価値観とは

「人生のモチベーションを与える基礎原理」

最高の体調 鈴木祐著

という風にとらえて頂けると分かりやすいかなと思います。そして、価値観とは「お金が欲しい」とか、「モテたい」といった目先の欲求ではなく、その先に何を求めているかをといったことを指します。

例えば私の場合は、今のところ「自由」と「貢献」が価値観だと思っています。ですので、

  • 「自由」になるためにもお金を稼いでしっかり貯蓄すること
  • 「貢献」するために、自分の知っていることを他人にアドバイスすること

などの「自由」「貢献」の価値観につながる行動がとてもモチベーションを高く取り組めて、有意義な時間を過ごせるのですよね。

上記のように、価値観を明確化して行動することは、本当に有意義な時間につながるのでおすすめです。

実際に、編入前に私が「自由」や「貢献」といった価値観を明確にして行動していたら、おそらく編入試験を受けずに、コツコツとアルバイトをしたり、授業や定期試験などで勉強に困っていた友人をもっと助けてたりしたと思います。

つまり、大学編入するべきかどうかは、まず自分の価値観を明確にして、以下の事をもとに判断すると良いと思います。

  • その価値観に「大学編入する」ことがあっているかどうか
  • 編入すること以外で自分の価値観にあった他の選択肢がないか



上記を参考にすると、以下のように考えることができます。

例えば、自分の価値観が「自由(人生を自由にコントロールする)」なら、必ずしも大学編入しなくてもいいです。

大学編入をする(そのために勉強をする)といった行動よりも、

  • 将来働かなくても生活できるようにアルバイトや副業をして貯蓄を増やす
  • 楽しい時間を過ごせるいい友人・恋人を作る
  • 時間管理の勉強をする

などの自由につながる行動のほうが価値観に沿っていて満足度が高いと思います。


また、自分の価値観が「貢献(社会のために貢献する)」であり、とくに大学での研究を通して貢献したいなら、社会貢献ができそうな研究室がある大学への編入が価値観に沿った行動であると思います。

おそらく、価値観に沿っているためモチベーションを高く試験の勉強ができ、編入後の満足度も高いと思います。

ただ、編入をしなくとも

  • NPO法人のボランティア
  • 今いる大学の研究室での研究

などでも、社会に貢献することという価値観に沿った行動はとれると思うので、どちらがより価値観に合った行動かを考えると良いと思います。

上記の例のように、大学編入したいっていう人も一度、自分の価値観を明確にして、その価値観に「大学編入する」ことがあっているかどうか、価値観に沿った大学編入以外の選択肢はないかを考えてみると、

大学編入をするべきかの判断で満足のいく選択ができると思います。

「編入がしたい」って思う人は、なぜ大学編入がしたいのかをもとに価値観を考えてください。すると、モテたかったり、知識を得たいということが浮かんだら、さらになぜモテたり、知識を得たりしたいかといったようにに自分がやりたいことを抽象的に問い続けることで価値観は見つかりやすくなります。

ただし、”良い大学に入れなくて落ち込んでいるから、編入する”といったように、現在の自分の感情や立場をもとに価値観を見つけようとすると、悩み事や他人との比較をしてしまいやすく、自分の本当にしたいことが浮かびにくいです。

ですので、価値観を見つけるときは「20年後の自分がこうなっていたい!」のように遠い未来のことについて考えることをおすすめします。

また、価値観は「自由」「困難」「貢献」「多様性」のどれかが当てはまる人が多いようですが、簡単に見つけられるものではないので、以下のブログ記事と本を参考にして見つけてみてください。

ブログ記事

ACT(アクト)で人生の価値を明確にする質問集 teshyさん 

価値に関することが体系的にまとめられていて、すごくわかりやすい記事です。

最高の体調 鈴木祐著

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上記の本は、価値観について知ることはもちろん、日ごろの体調管理において大切なことを知れるので、これから受験で最高のパフォーマンスを発揮したいっていう人にもおすすめです。

また、価値観を明確化すると、就職率が2倍高くなるっていう研究も出てているほど、価値観を明確にすることでメンタルが強くなり、面接などの対応が良くなる(価値観がはっきりしていると、自分のことを分かりやすく伝えられる)と思うので、これから就活する人や、編入試験の面接がある人にもおすすめです。

今回のブログでは自分の実体験にもとづいて、

「編入するかどうかは、その人の価値観によって、判断するべき」

という結論で話していきました!

今まで私のブログでは、大学編入の合格に少しでも役立つような記事を書いてきましたが、大学編入することが本人にとって、良くない場合もあると思ったので、この記事を書きました。

少しでも役に立ったら幸いです。

もちろん、私はこの記事を読んで、大学編入したいっていう人は応援しています!ぜひ、編入試験合格や自己実現に向かって頑張ってください。

また、大学編入を目指す人は、TOEICで高得点を取っておくことをおすすめします。

なぜなら、TOEICで高得点を取っておくと、大学によっては編入試験で英語の試験が免除されたり、英語科目や書類審査の評価が高くなったりして、合格に近づくからなんですよね。

実際に私は、TOEICで高得点をとっておくことで、複数の大学ので高い評価をもらうことができ、すべての大学に合格することができました。

ですので、編入試験を目指す人は、TOEICで高得点を取っておくことがおすすめです!

またTOEICは、独学でも対策可能ですが、より高い点数を狙いたい方や、短期間で高得点を出したい方は、TOEIC対策のサービスを使うことをおすすめします。

とくに、TOEIC対策サービスとして、「スタディサプリ TOEIC対策 パーソナルコーチプランがおすすめです。

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TOEICでより高い点数を狙いたい方や、短期間で高得点を出したい方は、ぜひ「スタディサプリ TOEIC対策 パーソナルコーチプランを使ってみてください!

そして、編入試験を受けるなら、今すぐにTOEICの対策を行いましょう!



以上、記事を読んでいただきありがとうございました。以下におすすめの記事を掲載します。

以下の記事は大学編入後の記事を書きました。大学編入した後を楽しみたいと思っている人、編入後の生活をイメージして勉強を頑張りたい人におすすめです。

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