今回は、大学に編入したい受験生が出願や受験で不安・疑問に思うことを紹介し、少しでも不安を解決したいと思い記事を書きました。
大学編入に関して、
一般入試と違い、情報量が少ないですし(赤本などはありません)、編入専門の予備校や短大、専門学校等に通わない限り、サポートしてくれる人も、編入を目指す仲間も周りにはいません。
私も、そのような環境の中で、不安や孤独感を感じていました。
そこで、試験前に不安・疑問に感じていたことを以下にまとめ、そのことについて、試験を終えた今、どう考えるかについて書きました。
編入試験の出願・受験について不安・疑問に思うこと5選
どのような出願書類が必要で、どうやって入手するか
編入試験に必要な主な書類と入手方法をまとめました。
主な出願書類 | 入手方法(難易度☆) |
志願票 | 募集要項を取り寄せる(☆) ホームページからダウンロードする(☆) |
志望理由書 | |
履歴書 | |
単位修得証明書(大学長により厳封されたもの) | 自大学の教務課に問い合わせる(☆☆) 大学のホームページから問い合わせる(☆) |
在学証明書・出願資格証明書(大学長により厳封されたもの) | 募集要項または、ホームページから書類を手に入れる ↓ 自大学の教務課に問い合わせる(☆☆☆) ※学長のサインが必要な場合が多い ※在学証明書と在学期間証明書を間違えないように |
TOEIC/英検などの英語資格 | 受験をする。(☆) |
その他 | ※基本的に、募集要項に書かれていない書類の提出はしないように。検定・資格試験などは、出願後・受験後に指示がある場合がある |
教務課に、編入試験の受験書類を頼む時は、なんだかプレッシャーがかかりますが、勇気をもって言いましょう。
自分の通っている大学の学長は他大学に編入することを許してくれるのか(特に、推薦入試で入った人や、奨学金をもらっている人)
私は、大学から奨学金を貰っており、指定校推薦でその大学に入学しました。
ですが、編入試験の受験は、すんなり許可をしてもらえました。
むしろ、受ける大学が国立大学ということもあり、編入試験に対して、前向きに応援してくれているような感じで、書類の準備をしてもらえました。
推薦入試や指定校推薦で入ろうが、大学を4年間在学しなければならないという決まりは、在籍していた大学ではありませんし、奨学金をもらっている場合でもそのような決まり事が無ければ、大丈夫です。
ただ、推薦や指定校で在籍する大学に入学した場合は、退学を理由に、自分の卒業した高校から在籍している大学への推薦枠が減る可能性があるので注意が必要です。
しかし、この場合は前向きな退学であるため、大学側も高校側もおおむね、許してくれるかと思います。
自分の経歴で不利になるのではないか(在学年次、学校のレベル、GPA)
このことについて、実際に他大学から受験した私の経験、募集要項の記載内容等をもとに書きます。
在学年次
結論、編入試験の結果には、影響ありません。
ただ、大学の在学年次が3年次や4年次又は、面接で「なぜ、2年次に編入を考えなっかったか」「なぜ、就職や大学院進学ではなく、編入をしなければならないのか」を聞かれるかもしれないので、その対策が必要です。
在籍している学校のレベル
結論、編入試験の結果には、影響ありません。
試験官(教授)は、その大学で熱心に勉強・研究をしてくれる人を欲しています。
そのため、在籍している学校のレベルに関わらず、試験では学力や学習意欲、またそれを伝えるためのコミュニケーション能力が重要視されます。
ただ、受験資格が短大・高専・学士のみの場合やTOEICでの足切りがあるため、募集要項をしっかり確認しましょう。
GPA
結論、極端にGPAが低い場合を除いて、編入試験の結果への影響はかなり低いです。
GPAの評価基準、単位の取得のしやすさは学校ごとに異なるため、採点者も評価が難しいです。
ですので、成績(GPA)による配点は小さいと考えられます。
私は、GPA3.97で提出しましたが、正直、この大学では、テストも楽な上に、成績評価も緩いです。
この数値を成績の評価が厳しい(上位者でもGPA3.0程度)かつ課題も多いような学校の受験者のGPAと比べることはできません。

おそらく、募集要項に、出願書類の評価をするとの記載があった場合は、GPAではなく、むしろ志望理由書等の配点が大きいでしょう。
ただ、単位を落としてしまったり、編入先で重要となる科目のGPAが低い場合は、面接でそのことを問われる可能性があるため、準備が必要です。
試験への影響が少ないとはいえ、GPAは良いに越したことはありません。できる限り高いGPAを取りましょう。

自分の学んでいる分野により不利になるのではないか(異なる分野、同じ分野)
異なる分野からの編入の場合
デメリット:専門的な科目の知識が不足している。
→大学レベルの内容をしっかり学習し、自分のやりたい研究や学問についてきちんと説明できれば、面接・学力試験に十分に対応できる。
メリット:なぜ、編入したいのか?という志望理由を明確にすることができる。そのため、面接や志望理由書で困らない。(今の大学では学ぶことができないからという理由を作れる)
基本的に、異なる分野からでの編入でも、しっかりとした受験対策をすれば、合格することができます。↓

同じ分野からの編入の場合
デメリット:面接でなぜ、うちの大学に編入したいのか?君の大学でもできるのではないか?という質問が来る可能性があり、その違いを明確にしなければならない。
→研究や授業内容の違いを志望理由とすることが、説得力があるのでおすすめです。
メリット:専門的な知識を勉強しやすい、またそれらの知識が身についているため勉強量が少なくて済む。
これは、私が志望書を書く際に、参考にした記事です。
例文あり!評価が上がる「大学編入の志望理由書」の書き方 | アキラボ (akilabo.com)
編入試験に受かることができるのか?周りのレベルや倍率は一般入試と比べて、どのくらいか?
倍率
倍率は、学部や学科に年度によって大きく異なります。
地方国立大学であれば2倍~5倍程度、旧帝大や上位国公立であれば、3倍~10倍程度です。
↓
受験者の質
結論、わかりません。ただ、一般入試と違い、様々なレベルの受験者が受験します。
そのため、ある地方国立大学の受験者の中には、旧帝大を目指している人もいますし、
ダメもとで受験している人もいます。
とにかく、模試が無く、自分や周りの実力がわからないのが編入試験の特徴です。
英語のレベル(TOEIC)
受験者に求められるTOEICの点数は、大学により異なります。
もちろん、高ければ高いほど、受かりやすいです。
これらを主要大学のTOEIC_IPの平均点数と比較すると、
理系 東京工業大学:640点
千葉大学(理・歯・工):約515点
文系 東京外国語大学: 703点
青山学院大学: 689点
※上記の大学のTOEIC_IPの点数は、大部分の学生が強制的に受けさせられ、受験者がきちんとしたTOEIC対策をいない可能性があるため、点数が低く出ていると思います。
やはり、編入試験でTOEICで良い評価をもらうためには、大学のTOEIC平均点+100点以上は取得したいところです。
大学・専門・短大に入学してから編入試験まで残り500日とすると、
400日、300日、200日と減っていき、日に日に時間が無くなっています。
編入試験までの時間は思ったより短いため、早い対策がかなり重要です。

TOEICは、短期集中で取り組むことで、成果を上げやすいです。
さらに、TOEICを短期的で終わらせることで、専門科目の対策の時間が増え、受かる可能性が高まります。
私は、大学入学後、すぐにTOEICに取り組み、半年でTOEICで高得点を取得したのち、専門の対策を長時間行い、合格することができました。

そして、確実に編入試験に受かりたい方は、短期間でTOEICを向上させるために、英語資格対策専用のスクールに通うことをお勧めします。
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来年の編入試験まで、理系の方は約5~7か月間、文系の方は約7か月~9か月間しかTOEICを受験できるチャンスはないので、希望する人はすぐにサービスを受けましょう。
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以上、編入試験の出願・受験で不安や疑問に思うこと5選でした。
ですが、編入受験者はまだたくさんの不安や疑問があると思います。
もし、編入試験で不安に思っていることがありましたら、以下のコメントに書いてください。
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