「第一志望の大学に落ちたけど、大学編入か浪人するかで迷うなぁ」
「大学編入をしたいけど、ほんとうに合格できるか不安だなぁ😞」

今回は、このような悩みを持つ人のために記事を書きました!
結論、大学編入はしっかり対策すれば、誰でも合格できます。
実際に、高校も進学校でない、在学している大学も偏差値30代の私でも3校の国公立大学に合格しました。
しかし高校のときにまったく勉強していない人なら、「大学編入に受かるのはさらに難しい!」と思われますが、そんなことはありません。
なぜなら、大学編入で問われる科目は高校までの知識をほとんど必要としない場合が多く、スタートラインがみんな同じだからです。
実際に私は高校数学や物理の勉強をほとんどせずに理系の学部に編入していますからね。
大学編入の難易度は? 偏差値30代の大学出身の私が解説します。
今回は、以下の流れにそって大学編入の難易度を解説します。
一般入試と比べた大学編入の難易度
以下に、一般入試と大学編入の違いを示します。
大学編入 | 一般入試 | |
試験科目 | 2教科~3教科(専門+英語)※英語がない所はほとんどない | 7教科~8教科 |
倍率 | 1倍~10倍(大学によって大きく異なる) | 2倍~4倍 |
試験の特徴 | ・ほとんどの大学でTOEICが英語の点数として換算される。 ・2~3科目 ・実力差が出にくく、結果が不安定な試験が多い。 | ・7~8科目 ・とくに英語、数学、国語に重点をおいた対策が必要。 |
情報の得やすさ・勉強のしやすさ | ・情報が少ないため、面接や筆記試験の出題傾向がわかりにくい ・対策をしてくれる予備校や専門学校も少ない。 | ・参考書がそろっているため、勉強しやすい ・高校や予備校など試験を勉強する環境が整っている。 |
受験者のレベル | ・TOEICは、600点以上取得している人が多い。 ・旧帝大などの難関大学であれば、800点以上を取っている人が多い。 ・ダメもとで受けている人もいるため、合格圏内にいる受験者は割と少ない。 | 各大学の偏差値に応じて、同じレベルの受験者で固まっている。 |
私の経験では、大学編入に費やす勉強量は、どの大学でも2,500時間程度で済むと思います。これは、一般入試よりも少なく済みます。
理系であれば内訳はTOEICは1,000時間、数学は1,000時間、専門は500時間学習すれば、どの大学でも合格圏内には入れるかと思います。
大学編入の実施期間は、文系が9月~11月、理系が5月~7月の大学が多いです。
そのため、大学や専門学校に入学してから、約1年~1年6か月の対策期間があり、高校でまったく勉強していない人でも十分勝負できます!
理系の大学編入の難易度
理系の難易度は、高いと思います。
なぜなら高専生の存在が大きいからです。
各大学の合格者の9割程度が高専生で、高専以外の人が合格するのは難しいです。
実際に、信州大学工学部の令和2年~5年の受験者データをあげると、編入試験の一般受験は約2.5倍ほど高専生の合格率が高いです。
高専生は、高校2年のときから、編入試験にでる数学の「微分積分」や「線形代数」を習っています。
また、高専は何年分もの過去問や面接などの情報が充実していますし、周りも編入を目指している人が多いために環境がいいんですよね。
そのため、高専以外で理系の編入を目指している方は高専生へのライバル意識を持ちつつ、早めに取り組み、コツコツと勉強しましょう!
大学によって難易度は異なる
各大学の難易度は、人気の大学であるほど難しい場合が多いですが、おもに以下に紹介するの4つの項目により、合格しやすかったり、そうでなかったりします。
試験の募集定員(多い方が受かりやすい),倍率(毎年、不安定です)
募集人員が多い大学は編入生の受け入れに積極的であるため、受かりやすい傾向にあります。
また、募集人員よりも多くの合格者を出している場合は合格基準にそって合格者を出している可能性が高いので、その基準をクリアすれば、ほかの受験者に結果を左右されにくく、合格しやすいです。
そして、倍率は1倍程度の大学もあれば10倍以上の大学もあり、大学によっても大きく異なります。
大学編入は国公立大学よりも私立大学のほうが倍率が高い傾向にあります。人気の私立大学はとくに倍率が高く受かりにくいです。
しかし、受験年によっても倍率が異なり、予想ができないのが特徴です。
過去問や解答が入手しやすい大学は対策しやすい
大学編入の勉強をするうえで、過去問は重要になります。
過去問の出題に近い問題が編入試験にでる大学は多いので、入手できるかは、非常に大事です。
過去問を入手すると以下のような、流れが生まれます。
過去問を入手する→
対策が立てやすくなる→
勉強の負担が少なくなる→
余った時間が生まれ、TOEICや他の大学の対策ができ、併願校にも受かりやすくなる。
以下に大学編入の過去問の入手方法をまとめた記事を紹介しておきます。
出題傾向が簡単で、毎年似たような問題の大学は狙い目
編入試験では思考力を試す問題が多い大学や、基礎的な問題が多い大学があります。
とくにあまり学力に自信のない人は、問題が簡単で毎年似たような傾向の大学を見つけて、しっかり過去問対策をすることをおすすめします。
入門の教科書でも解けるような問題のみの大学もありますからね。
試験の科目・面接の有無
なるべく科目数が少ない大学を選んだほうが勉強量も少なくすみますし、自分の得意・不得意な科目を受験するかどうかによっても難易度は変わります。
大学編入は得意な科目が2つあれば、とても楽ですよ。
また、面接がない大学も存在します。面接が苦手な人にとっては、とても助かりますよね。
また面接がないと、志望理由書を書く必要がないので、その分負担が少ないです。
私の受けた筑波大学情報学群では、面接・志望理由書ともにありませんでした。
という感じで、試験の難易度を決める要素をまとめると、
- 試験の募集定員(多い方が受かりやすい)、倍率
- 過去問や解答の入手のしやすさ
- 出題傾向の違い(入門書でも解けるレベルの大学はある)
- 試験の科目・面接の有無
以上を考慮して志望校選びをしてみてください。
編入試験は科目数が少ないため、問題によっては実力の差がでにくい場合があり、運の要素も大事になってきます。
ですので学力の無い人でもチャンスはありますし、実力のある人でも落ちる可能性はあります。
絶対にどこかの大学に合格したいなら、3~4校受けることをおすすめします。
TOEICが高得点であれば、大学編入の難易度は簡単になる
編入試験ではTOEICの重要度が思っている以上に大きいです。
例えば、筑波大学情報学群では、300点のうち100点がTOEICの点数だったりします。
そして、TOEICで高い得点をとると、自然に真面目さが伝わるので面接でも良い評価を得ることができます。
また面接でTOEICのことについて聞かれることもあるので、高得点をとっておけばさらにアピールできます。

また、TOEICを活用している大学にしぼって受験すれば、各大学の英語の試験対策をする必要がないため、さらに楽に感じますよ。
TOEICを800点以上取れれば、ほとんどの大学で合格を視野に入れることができます。
ですので、編入試験を目指すなら、まずはTOEICの勉強からしましょう!!
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今回は、大学編入の難易度について紹介しました。
まとめると、
しっかり対策すれば、誰でも合格できます。とくに、早めの対策、志望校選びをしっかり行い、少しでも合格率を高めましょう!
以上、読んでいただきありがとうございました。
以下に、大学編入に関連する記事を紹介します。
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